現在の多くのWEBサイトではHTMLとCSSによって構築されています。WEBサイトの制作方法を勉強するとHTMLとCSSについてを学ぶと、ここ最近は、SassやSCSSといったキーワードが出てきます。SassやSCSSを活用しなくても、もちろんWEBサイトを制作することができますが、Sass・SCSSを使うことでWEBサイトの制作を効率化することができます。今回は、Sass・SCSSとは何か?を簡単にご紹介します。
Sassとは?
Sass(サース、サス:Syntactically Awesome Stylesheets)は、CSSを効率よくまとめ、開発効率を良くしようと開発されたスクリプト言語の一つです。拡張子は.sassという形で管理ができます。
WEBサイトを構築するとCSSは、何千行ものコードによって記述されることがあります。規模の大きなWEBサイトになるとさらに膨大なコードの記述になり、開発時間がかかったり、記述ミスや、見落としが出ているリスクが高まります。
そこでSassでは、記述するコードの簡略化、CSSだけでは記述できなかった変数の利用、プログラミングなどで使われるループ、引数、複数のファイルを統合するといった管理方法で効率化しています。
SCSSとは?
SCSSは、Sassで構文をよりCSSの構文に近づけたブロックの書式を用いたものです。拡張子は.scssという形で管理ができます。
Sass・SCSSをWEBサイトに組み込む方法
Sass・SCSSをWEBサイトへ組み込む場合、そのままではCSSとして認識できないためCSSに変換するか、変換するためのスクリプトと一緒に読み込み利用することができます。Sass・SCSSを変換する(コンパイル)の方法としては、コマンドや専用のソフトを使う方法があります。
WEBのコーディングで使われるAdobeのDreamweaverでもSass・SCSSを変換(コンパイル)してCSSにすることができます。